◇JFA熱中症ガイドライン
・熱中症の応急処置(JFA)
・熱中症対策の徹底(JFA通知
・環境省熱中症予防情報サイト
・YFA4種ガイドライン(2016)⇒今後はJFAガイドラインを使用(内容が同じであるため)
◇WBGT計測数値による対応(試合中)
【31≦WBGT 運動は原則中止】
◇試合を中止・中断又は延期する
※ただし、STEP1+STEP2に加えて、STEP3+クーリングブレークの全てを実施した場合に限り、主催者判断で試合を実施することができる。事実上、YFA4種では実施できる条件はないと考えられる。
【28≦WBGT<31 厳重警戒】
※STEP1+2+クーリングブレーク実施を条件に、試合を実施することができる
【25≦WBGT<28 警戒】
※STEP1+2+(クーリングブレーク又は飲水タイム)実施を条件に、試合を実施することができる
STEP1 ⇒以下の方法を組み合わせ、試合の前・中・後に身体冷却を行う。
- 外部冷却:アイスバス、アイスパック、クーリングベスト、ミストファン、送風、頭部・頸部冷却、手掌冷却 等
- 内部冷却:水分補給、アイススラリー(氷と飲料水が混合したシャーベット状の飲料物) 等
STEP2 ⇒
- ベンチを含む十分なスペースにテント等を設置し、日射を遮る。
- 全選手及びスタッフが同時に入り、かつ氷や飲料等を置けるスペース。
- ※スタジアム等に備え付けの屋根が透明のベンチは、日射を遮れず風通しも悪いため使用不可。
- ベンチ内でスポーツドリンクが飲める環境を整える。
- 天然芝等の上でも、養生やバケツの設置等の対策を講じてスタジアム管理者の了解を得る。
- 各会場にWBGT 計を備える。
- 審判員や運営スタッフ用、緊急対応用に、氷・スポーツドリンク・経口補水液を十分に準備する。
- 観戦者のために、飲料を購入できる環境(売店や自動販売機)を整える。
- 熱中症対応が可能な救急病院を準備する。特に夜間は宿直医による対応の可否を確認する。
- クーリングブレークまたは飲水タイムの準備をする。
- 試合時間の短縮、ハーフタイムの時間の延長を積極的に検討する。 ※予め大会要項に規定しておく。
STEP3 ⇒
- 屋根の無い人工芝ピッチは原則として使用しない。
- 会場に医師、看護師、BLS(一次救命処置)資格保持者、JFAスポーツ救命ライセンス講習会(救命講習会)
- 又はJFA+PUSHコース(簡易救命講習会)受講者のいずれかの受講者を常駐させる。